ハイドロカルチャーに向いている植物、向いていない植物の条件【今日から始めるグリーンのある暮らし】

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どうもゆうです!

土ではなくハイドロコーンという土壌を使って植物を栽培する方法、ハイドロカルチャー

基本的にはどんな植物も栽培できると言われていますが、実際はハイドロカルチャーに向いていない植物もいるのです。

今回は、ハイドロカルチャーに向いている植物の条件をお伝えすると共に、向いている植物、向いていない植物の一例を紹介したいと思います。

ハイドロカルチャーとは?

ハイドロカルチャーとは、土を必要としない植物の栽培方法のことです。

世の中には水栽培や水耕栽培などがあります。

ハイドロカルチャーもそれに近い形で、ハイドロコーンと呼ばれる小石を敷き詰めて植物を栽培します。

土は一切必要ないので手や床を汚す必要がなく、手軽に室内で植物を栽培することができるのです。

ハイドロカルチャーに関する基本的な知識をまだ頭に入れていない人は、こちらを先に読むことをオススメします。

ハイドロカルチャーの植え替え方法や水やりの仕方を記載しているので、ぜひご覧になってください。

土を使う必要がなく、室内で手軽に観葉植物を育てられるハイドロカルチャーが人気を博しています。 見た目もオシャレで可愛く、今始め...

いざハイドロカルチャーに取り組むとすれば、まずは多くの人が植物選びをすると思います。

もちろん、基本的にはどんな植物を選んでも構いません。

しかし、植物にも多くの種類があって、中にはハイドロカルチャーに向いていない植物も存在しているのです。

向いている植物と向いていない植物がいる

では具体的に、ハイドロカルチャーに向いている植物の条件とは、いったい何なのでしょうか?

それは、日光をあまり必要としないこと。

要するに、日陰でもしっかりと成長する植物が、ハイドロカルチャーに向いている植物だと言えます。

なぜハイドロカルチャーに向いている植物の条件が、日陰でもしっかりと成長することなのでしょう?

それはハイドロカルチャーならではのデメリットにもつながります。

ハイドロコーンという土壌と水を容器に入れて栽培するハイドロカルチャーは、直射日光の強い場所に置いておくと、コケや藻が大量発生しやすくなってしまうのです。

コケや藻が発生することで、せっかくインテリアとしてもオシャレなハイドロカルチャーの見栄えが、非常に悪くなってしまいます。

それでも問題ないと言う人は構いませんが、ハイドロカルチャーを実践している多くの人は、インテリアとして取り入れている人が大半だと思います。

できることなら見栄えの良い状態で、いつまでも栽培していたいモノですよね。

それでこそ、わざわざハイドロカルチャーを行っている意味があるというモノです。

また、直射日光が強いことで発生する大きな問題がもうひとつ。

それは、容器内に溜めている水の温度が上昇してしまうこと。

水温が上昇することで、植物の根っこに大きなダメージを与えてしまうことになります。

本来植物は土の中に根っこを張るので、根っこが直射日光に当たることはありません。

それなのに良かれと思って、直射日光をハイドロカルチャーにガンガン当てていては、植物の根っこはみるみるうちに腐っていくでしょう。

ですから、ハイドロカルチャーは直射日光の当たらない、室内の涼しいところで栽培するのがベストなのです。

その状況でもしっかりと成長する植物こそ、ハイドロカルチャーに向いていると言えますね。

向いている植物

1.テーブルヤシ

大きなモノは高さが1~2mほどまで成長する小型のヤシです。

たくさんの種類があるヤシの中でも育てやすく人気があります。

テーブルヤシは直射日光が苦手で涼しい場所を好むので、ハイドロカルチャーに向いていると言えるでしょう。

直射日光が苦手だからと言っても、日光が全く必要ないワケではありません。

外の光が部屋全体に届く場所のスミなどに置いて、育てるのが最も適した育て方です。

2.クワズイモ

アロカシアとも言いますね。

毒を持った根っこと大きな葉っぱが特徴の多年草で、サトイモなどの仲間です。

こちらもテーブルヤシと同様、1~2mくらいまで大きく成長するので、非常に育て甲斐があると思います。

クワズイモは日光自体が苦手ではないものの、日差しが強くなりすぎると葉焼けを起こしてしまうこともあります。

テーブルヤシのように、外の光が届く部屋のスミなどで育ててください。

3.パキラ

パキラは観葉植物の中でも、特に人気の高い植物です。

手のひらサイズのモノから、1~2mの大型のモノまで、好みに合うサイズをチョイスできることがメリットですね。

幹が太く存在感があるので、インテリアや鑑賞用には打ってつけの植物ですが、それはハイドロカルチャーでも同様です。

パキラもテーブルヤシやクワズイモと同じように、それほど日光を必要としません

そのため、外の光が届く涼しい場所で育ててください。

このようにハイドロカルチャーに向いている植物は、栽培条件がある程度似ていることがわかります。

今回記載していない植物でも、上記の植物と同様の栽培方法が適しているのであれば、ハイドロカルチャーにも向いている可能性が高いです。

・向いていない植物

1.サボテン

ハイドロカルチャーに向いていない植物で、まず思い浮かぶのはサボテンです。

現在は様々な種類を見かけるので、一概には言えませんがグリーンでトゲトゲした植物ですね。

本来は乾燥している場所に生えていて、水分を葉っぱや茎に溜めることができます。

ですから、サボテンは他の植物と比べると水をそれほど必要としない植物なのです。

サボテンが枯れる原因は水不足か水の与えすぎの二択に分かれると言われています。

ハイドロカルチャーは容器内に水を溜めておく栽培方法ですから、サボテンと相性が良いとは言えません。

2.多肉植物

厳密に言えば、サボテンも多肉植物の仲間なのですが、今回はあえて2つに分けることにしました。

多肉植物もサボテンと同じように、葉っぱや茎に水分を蓄えています。

なのであんなに丸々した感じの見た目になります。

しっかりと水分を蓄えている多肉植物は、多くの水を必要としません

また、多肉植物は日光が好む植物です。

しっかりと太陽の光が届く場所で、管理する必要があります。

しかしハイドロカルチャーは日光を当ててしまうと、水温が上昇してしまいますよね。

このことから、多肉植物もハイドロカルチャーには向いていません。

最後に

今回はハイドロカルチャーに向いている植物の条件を元に、向いている植物と、向いていない植物をそれぞれ紹介しました。

今回紹介した植物以外にも、ハイドロカルチャーに向いている植物はいるし、逆に向いていない植物もいます。

植物には星の数ほどの種類があるので、全ての植物を紹介するなんてことは不可能にも等しいです。

しかし上記の記事を読んでみると、ハイドロカルチャーに向いている植物、向いていない植物共通点は理解できたかと思います。

それを元に、ハイドロカルチャーに向いている植物を探してみるのも、面白いかもしれませんね。

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