飾り方の工夫
ちょっとの工夫で、植物にとっても暮らす人にとっても、心地よい空間が演出できるものです。
せっかく愛情かけて育てた観葉植物たちも、室内で邪魔になったり、雑然と見えてしまったのでは残念ですよね。
大きな植物を飾る時は、人がよく通るラインを避けて置くようにしましょう。
鉢をいくつか並べる時は、似たテイストの器を選ぶと統一感が生まれます。
しだれて生長する植物は、吊り鉢にしたり深鉢に植えて高い位置に飾ると引き立ちます。
案外見落としがちなのが、鉢受け皿の存在です。
センスのよい器を選んでも、鉢受け皿が汚れていたり器とマッチしていないと魅力半減ですから、配慮したいものです。
大鉢は楽に移動できるように工夫をしましょう
大鉢は部屋のコーナーに飾ると空間に広がりが出るものの、日光不足になりがちです。
キャスター付きの台に載せておき、ときどき窓辺に移動して日光に当てるとよいでしょう。
動かすのが楽だと、日々の掃除をするときにも便利です。
[ポイント]
・重い大鉢はキャスター付きの台に載せると良い
・バスタオルや滑り止めの付いていないラグを敷いても良いです。
滑らせて移動できますし、霧水を与えても床が濡れる心配がありません。
直置きを避けるために鍋敷きが活躍
鉢をテーブルや棚に直に置くのは避けたいものです。
似合うサイズやデザインの鉢受け皿が見つからない時は、鍋敷きを利用するのがオススメです。
キッチン雑貨で好みのデザインを探すのも楽しいですね。
ワイヤー製のものなど、鉢底穴を塞いでしまわないデザインを選ぶと、植物の生長にもプラスです。
部屋の雰囲気に合わせた器と受け皿を選ぶ
同じ植物でも、器の選び方で違った表情を見せてくれます。
和風の器は、和室やアジアンテイストの家具にマッチするのはもちろん、洋室のアクセントにも良いです。
いくつか並べる時は、似たテイストの器を選ぶこと。
鉢受け皿も器に合わせて選びましょう。
園芸店だけでなく、雑貨店や食器売り場など、さまざまな場所でお気に入りを見つけましょう。
深鉢に植えてセンスアップ
鉢の高さが口径より大きい鉢を深鉢といい、腰高鉢とも呼びます。
近頃は特にスリムな形が人気で、植物をスタイリッシュに演出できます。
鉢底まで用土を入れると排水性が悪くなりがちなので、底に発泡スチロール片や大きめの鉢底石を入れるとよいです。
[ポイント]
鉢の1/5〜1/4ほど、発泡スチロール片などを入れるとよいです。
窓辺は吊り鉢の特等席
太陽の光が差し込む明るい窓辺は、ぜひ吊り鉢を飾って楽しみたいですね。
吊り金具が付いていない鉢でも、麻ひもやワイヤーなどを利用して吊り下げる工夫をしましょう。
[ポイント]
鉢の重さに耐える太さのワイヤーで吊りましょう。