グレープアイビー(シッサス)の育て方や増やし方を知ろう!解説まとめ

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グレープアイビー

[別名]
シッサス、カンガルーアイビー

[科名]
ブドウ科

[原産地]
オーストラリア東部

[日当たり]
日なたと半日陰

[越し温度]
最低10°C以上

名前の由来や品種の特徴

葉の形がアイビー(ウコギ科)と似ていますが、ブドウの仲間です。

シッサス属は世界に300種以上あり、つる性が主流ですが多肉種もあります。

グレープアイビーの別名があるロンビフォリア、葉に深い切れ込みが入るエレンダニカ、カンガルーアイビーの別名があるオーストラリア原産のアンタルクティカなどが出回ります。

自生地での様子

つる性の低木で、多くは巻きヒゲをを利用し、ほかの木によじ登るように広がっていきます。

栽培下での生長の様子

生育が旺盛で、盛んにつるを伸ばして生長します。

あんどん仕立てにしたり、吊り鉢などに植えてしだれさせるとよいでしょう。

育て方のポイント

[置き場所]
比較的耐陰性がありますが、明るい窓辺などにおいて日光に当てると徒長せずに育ちます。夏の直射日光は避けましょう。エレンダニカやロンビフォリアは比較的耐寒性があり、5°Cくらいでも越冬します。
葉に斑が入り裏面が紫色のディスカラー(セイシカズラ)は寒さに弱く、できれば15度°C以上で管理しましょう。

[水やり]
春と冬は土の表面が乾いてから、夏は土の表面がやや乾いてから与えます。水をやり過ぎると根腐れの原因になるので、特に冬に温度が低い場所で管理する場合はごく控えめにします。

[肥料]
春から夏にかけて薄い液肥を2週間に1回程度与えます。多肥を嫌うので、肥料は通常より少なめにしたほうが安心です。

[病害虫対策]
風通しが良くない場所では、カイガラムシやハダニが発生します。特に新芽や若い枝、弱光で軟弱に生長した株に付きやすいので気を付けましょう。

仕立て直しと増やし方

春から夏に、伸び過ぎた茎葉は好みの位置で切り詰めます。

ボリュームが乏しくなった株は、枝の先端から2〜3節を摘心すると、脇枝を出してこんもりとした株姿に生長します。

長く育てると、株元の葉が落ちたり葉がしなびたようになります。

思いきって短く刈り込んでから植え替えると、再び美しい株姿が楽しめます。

How to care 1

根が弱り下葉が落ちたら植え替える

根詰まりを起こすと、水を与えても吸収できなくなります。

葉が落ちたりまばらになるので、早めに植え替えましょう。


、長く育てて根詰まりを起こした株は、葉が落ちてまばらになり、残った葉もしなびた印象で見栄えが悪いです。

剪定して新しい用土で植え替えましょう。

※水切れを起こすと、先端から枯れ込んできます。残った葉も色が悪いです。


、株元が込み入っているときは、弱った茎を根元から剪定して元気な茎だけを残します


、全体が鉢よりひと回り大きくなるくらいの位置で切り詰める。


、鉢から株を抜き、根鉢を叩いて古土を落とし、傷んだ根を取り除きます。


、ひと回り大きな吊り鉢の鉢底にゴロ土を入れ、用土を少量入れます。

、株を中央にすえ、用土を入れる。


、わりばしなどを挿して前後に揺すり、沈んだ部分の土を足して隙間をなくします。


、たっぷりと水を与えて植え替え完成です。新しい根が伸びるまでは半日陰で管理しましょう。


、約2ヶ月後、腋芽がたくさん増えてこんもりとした株姿になります。

今後は込み入った部分の葉茎をすいたり、適宜切り戻しをしながら育てましょう。

新しい葉は、色も美しく、いきいきした印象です。

使用した道具・肥料について

植え替えに必要な道具や肥料はネットでも購入できますので、お近くにホームセンターなどない方は自宅まで配送してもらえるネット注文でもいいですよね。

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