ハートカズラの育て方や増やし方を知ろう!解説まとめ

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ハートカズラ

・別名
ラブ・チェーン

・科名
ガガイモ科

・原産地
南アフリカ

・日当たり
日なたを好む

・冬越し温度
最低10°C以上

名前の由来や品種の特徴

葉が多肉質で愛らしいハート形になることから、ハートカズラの名で呼ばれています。
細い茎が長く垂れ下がって伸びるので、ラブ・チェーンの別名もあります。花は小さく淡いピンク色で、筒状で基部が風船状に膨らむユニークな形をしています。
観賞価値は低いものの、葉が少ないので目立ちます。葉に黄白色や桃色の模様が入るハートカズラ「レディ・ハート」などの園芸種も出回ります。

自生地での様子

乾燥した土地に自生し、地面を這うように生育します。気根を出して樹木や岩に張り付いたり、節にむかご状の塊茎(茎が太って球根のようになったもの)ができて根を出し、地中に根を張って増えていきます。

栽培下での生長の様子

茎が細く長くしだれるので、吊り鉢に適します。生育が良いと塊茎が多くでき、鉢がいっぱいになります。

育て方のポイント

・置き場所
室内では年間を通じてよく日の当たる場所で育てましょう。春から秋にかけては、屋外の直射日光に当てると締まった株に生長します。長雨に当たると根腐れしたり塊茎が腐るので、雨の当たらない場所に置きましょう。

・水やり
多肉質の葉を持つので、乾燥にはよく耐えます。春から秋は土の表面が乾いたら与え、冬はごく控えめにし、表土が乾いて1〜2日たって与えるくらいでよいでしょう。

・肥料
春に緩効性肥料を与えますが、多肥を嫌うので控えめにします。

・病害虫対策
まれにアブラムシやカイガラムシが付くことがあります。

仕立て直しと増やし方

根詰まりすると下葉が落ちて葉がしだいに小さくなります。ひと回り大きな鉢に植え替えるか、株分けします。日当たりが悪いと、茎ばかり伸びて葉数が少なくなってきます。全体を同じ長さに短く切り戻し、新芽を伸ばしましょう。
切り戻した茎を利用して、挿し芽で増やすことも可能です。先端にばかり葉が付いて寂しいときは、株元に挿し芽をすると見栄えがよくなります。

How to care 1

むかごが付いたら切って増やせる

ハートカズラは、節にむかご状の小塊茎ができます。これを切って土に植えると、簡単に増やせます。

むかご(小塊茎)ができたら、節を3節以上付けて植え付ければ、新芽が出てきます。

むかごとは?
茎にできるコブのようなものは、初めて見ると病気かと思いがちですが心配いりません。
野菜の山芋に付くむかごのように、茎が肥大したものです。

How to care 2

長く伸び過ぎたら整枝&挿し芽をする

長く伸び過ぎたら、切り戻しましょう。下葉が少なくなって寂しいときは、株元に挿し芽をしましょう。

、茎が長く伸び、葉の付き方がまばらになった株は、株元が寂しいので、切り戻しをした茎を利用して挿し芽をし、こんもりと仕立て直します。
※ポイント
つるの先端の長さがそろっていた方が、均等に長く伸びるので、同じ長さに切りそろえます。

、鉢から少ししだれるくらいの長さに切り戻します。

、切り戻すと鉢土が見えて寂しい印象になります。

、2節以上付けて切り分けます。上下を間違えないようにしておきましょう。

、株元にやや斜めに挿します。鉢を動かすと挿し芽が抜けやすいので、U字に曲げた針金などで押さえておくと安心です。同じ要領でむかごを植えてもよいです。

、たっぷりと水を与えて完了です。新芽が伸びるまでは風通しのよい日陰で管理しましょう。

つるが切れるのはなぜ?

日当たりが悪い場所に置いたり、水を与え過ぎて根腐れした場合、肥料を与え過ぎた場合などに茎が途中で切れることがあります。

一般の草花に比べて水や肥料は控えめにしましょう。

つい多く与えがちなので注意しましょう。

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