シーグレープの育て方や増やし方を知ろう!解説まとめ

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シーグレープ

・別名
ハマベブドウ、ウミブドウ

・科名
タデ科

・原産地
熱帯、熱帯アメリカ

・日当たり
日なたを好む

・冬越し温度
最低5°C以上

ややウエーブのある丸い葉には光沢があり、赤色を帯びた葉脈がアクセントをプラスする。
葉色や葉脈の色が、生長につれて変化するのも魅力です。

名前の由来や品種の特徴

原産地では海岸地に多く生育し、ブドウのように房状に垂れ下がって果実を付けることからこの名があります。雄株と雌株がある「雌雄異株」で、原産地では果実を食用にします。
フラワーアレンジなどに利用する切り枝として流通されていましたが、観葉植物としても近年出回るようになりました。葉は、新芽のうちは赤味を帯びますが、次第にやや灰色を帯びた緑色になります。葉脈が赤味を帯びるのも魅力です。

自生地での様子

海岸や砂丘などの痩せた土地に生育する常緑樹です。2〜5mほどが一般的ですが、環境によっては10m以上にもなります。

栽培下での生長の様子

丈夫で育てやすく、分枝しながらぐんぐん大きく生長します。丸く照りのある葉と幹が彎曲する樹形が特徴なので、大鉢仕立てにすると見ごたえがあります。

育て方のポイント

・置き場所
陽光を好むので、日光が当たる場所に置きましょう。夏に屋外に出す場合も、徐々に慣らして直射日光に当てて育てます。
弱光でも生長しますが、幹が間延びして葉の付き方がまばらになるなど、軟弱な株になります。

・水やり
乾燥には比較的強い植物ですが、春から秋の生長期は、土の表面がやや乾いたらたっぷりと与えましょう。冬は控えめにして育てます。

・肥料
春に元肥として緩効性肥料を与えます。大きく育てるときは春から夏に薄い液肥を2週間に1回程度与えます。

・病害虫対策
風通しが良くない場所では、葉の付け根などにカイガラムシが発生することがあります。

仕立て直しと増やし方

なるべく剪定せずに自由な株姿を楽しみたいものですが、大きくなり過ぎた株は好みの位置で切り詰めます。
高く育てたくないときは、一番上の枝の先端を切り詰めると、腋芽が伸びて枝分かれして育ちます。
また、植え替えるときに根鉢を1/3ほど落として植えると、根の伸長が抑えられて生長のスピードもゆっくりになります。

How to care 1

株姿が乱れたら剪定&挿し木をする

鉢が大きくなり過ぎた場合は、剪定してコンパクトに仕立て直します。切った枝を挿し木して増やすことも可能です。

1、順調に生育している株は、ひと回り大きな鉢に植え替えてこのまま育てても良いが、育てているスペースによっては、これ以上大きくしたくないこともあります。
今回は、剪定してコンパクトに仕立て直し、切った枝を利用して挿し木をして新しい株を増やすことにします。

好みの姿に剪定する

2、分枝している枝を根元から切る。カーブした幹と個性的な葉が引き立ち、小さなスペースを演出するのに適する株姿になります。

挿し木で増やす

3、葉を3〜4枚付け、節の下10㎝ほどの位置でカットする。
葉からの蒸散量を抑えるため、葉を1/2〜1/3にカットする。

4、挿し穂ができたら、挿し木用土を湿らせ、はしなどで挿し穴をあけてから挿し穂を挿します。

5、挿し穴の周囲の土を軽く抑えて完了です。新芽が伸長を始めるまで半日陰に置き、水切れしないように管理しましょう。

好みの形に誘引してより個性的な樹形を演出しよう

シーグレープは、湾曲した幹姿が魅力の一つです。ちょっと「あばれた」株姿の方が、インテリアとしての存在感もアップします。自然にカーブして伸びた姿もよいものですが、枝がまだ若いうちに誘引して、好みの形に整枝しても楽しいですね。

ビニールひもやシュロ縄などを枝に結び、折れない程度に好みの形に誘引して鉢に縛り留めておく。
もしくは支柱を立てて誘引してもよい。枝にひもが食い込んで生長しないように注意しつつ管理しましょう。

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