植物の成長に欠かせない土、その土の性質をよくするために必要なのが【腐葉土】です。
今回は落ち葉で簡単に、腐熟の進んだ質の良い腐葉土の作り方を解説したいと思います。
腐葉土とは?
まず【腐葉土】とは何でしょうか?
【腐葉土】とは、簡単に言うと土の性質をUPさせるための、補助的な土のようなものです。
枯れて落ちてきた葉っぱが堆積して、虫や微生物により長時間かけて分解された土のようなものです。
市販されている腐葉土で問題はないのですが、人工的に作られているものです。
より質の良い腐葉土を使用したい方は、自身で腐葉土を作っている方もいらっしゃいます。
腐葉土の作り方
土壌改良材として利用されたり、市販の培養土の多くに配合されている腐葉土は、熟度のばらつきが大きいのが現状です。
ですが、手作りなら手でもむとぽろぽろ崩れる程度に腐熟が進んだよい腐葉土が作れます。
家庭でも簡単に作れるので挑戦してみましょう。
1、クヌギ、ナラ、シイなどの落葉広葉樹の落ち葉を集めて、水をかけてよくぬらす。
落ち葉がしっとりと湿る程度に与えるのがポイント。
2、湿らせた落ち葉を箱などに入れ、足で踏みつけて固く詰める。
3、発酵促進剤として、油かすや米ぬかなどをばらまき、全体によくまぜる。
4、雨が当たらないようビニールで覆い重石を置く。
週1くらいで中身をよくかき混ぜて新鮮な空気を入れてください。
その際に乾燥していたら、状態を見ながら水分を足してください。
葉の形がある程度なくなってきたら、ほぼ完成です。
市販の腐葉土は葉の形が残っていますが、葉の形が崩れるまで置いておいて大丈夫です。
※ポイント
腐葉土をつくる落ち葉は広葉樹が最適で、イチョウや針葉樹は不向きである。
簡単に腐葉土が作れる容器
腐葉土は自宅にあるビニールなどでも作ることができます。
湿らせて油かすを加えた落ち葉を、コンポストや庭の隅に作ったビニールの囲い、野菜栽培用の大型のコンテナに入れても作れます。
・ビニール袋を利用して腐葉土をつくる。
・支柱を四隅に立て、レジ袋を利用して腐葉土をつくる。
画像のように、誰も簡単に自宅にある資材で【腐葉土】を作ることができますよ。
まとめ
もちろん市販の腐葉土でも問題ありませんが、こだわりの腐葉土を使いたい・作ってみたいという方は、一度チャレンジしてはいかがでしょうか?
落ち葉を集めてくれば、自宅にあるビニールなどの資材で簡単に作ることができます。
自分のオリジナルの【腐葉土】を作ってみてはいかがでしょうか?