植物を生き返らせるコツ、植え替えの基本を解説

スポンサーリンク

植え替えの基本

植物の若返りを図るのが「植え替え」といわれる作業です。

特に鉢植えは限られた空間の中で根を張って生育しているので、2年も経つと根が鉢の中にいっぱいになります。

このような状態を「根詰まり」と呼びます。

根詰まりを起こすと鉢土の水はけや通気が悪くなるため、植物は地上部が育たなくなりひどい状態になると枯れることもあります。

根詰まりで株を弱らせないために、鉢植えの植物は1〜2年に1回は植え替えることが基本です。

植物をリフレッシュさせるために行う植え替えのほかにタネまきや挿し木で作った小苗を

鉢に植え直す作業も植え替えですが、こちらは「鉢上げ」と呼んでいます。

植え替えのサイン

新芽や広げた葉の色つやや大きさ、根の張り具合などから植え替えが必要かどうか判断しますが

日頃から植物を観察して、鉢植えの植え替えサインを知ることが大事です。

主な植え替えサイン


1鉢土の表面に根が見えていたら、用土が硬くなったり根詰まりを起こしている。


2根が伸びすぎて鉢底の穴から出ている。


3葉が枯れたり、葉色がまだらになる。


4大きく育ちすぎて、植物と鉢のバランスが悪くなっている。


5根詰まりや土の劣悪化で、水を与えたとき、土の中に水がしみこまない。


ローズマリーなど、茎の途中から気根が伸び出しているのは、植え替えのサインです。

鉢替えの方法

根詰まりした植物は、新しい鉢に新しい用土で植え直します。

ふつう一回り大きな鉢に植え替えますが、それ以上大きくしたくないときには

地上部と根を切り詰めて同じ大きさの鉢に植え直します。

一回り大きな鉢に植え替える


根が鉢全体にまわって抜きにくい場合、鉢の側面をこぶしで叩き、株元を持って抜きます。


根鉢はあまりくずさずに、一回り大きな鉢に植え替えます。

同じ大きさの鉢に植え替える


鉢から抜き、根鉢をくずして伸びすぎた根や太い根を切り詰めます。


地上部は枯れ枝や枝先を1/3ほど切り戻します。


同じ大きさの鉢に植え直します。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク