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株分け・子株分けのやり方とその後の管理方法

今回は株分け・子株分けのやり方を解説したいと思います。

株分けした後の管理方法も併せてご紹介しますね。

子株を分けてふやす

株の根元からつる状の茎を伸ばして先端付近に芽を出したり、節のところから根を出して子株を作って繁殖する。

イチゴやユキノシタ、オリヅルランなどは、ランナーの子株を切断してふやします。

吸枝(サッカー)によく似ていますが、ランナーは地下にもぐることはないので区別できます。

また、一度花を咲かせるとその株が枯れてしまうグズマニアやチランジアなどのアナナス類やクンシラン、セントポーリアなどはランナーを出さずに株の基部に直接子株が生じるので、子株をはずしてふやします。

株分け後は半日蔭に置き、株がぐらつくようなら、支柱を立てます。

また、状態を見て葉水をこまめに与えるようにします。

株に直接ついた子株を分ける

ふやすと同時に、株の更新もかねて行います。

茎や根をできるだけ傷つけないように分岐点から切り離します。

[グズマニアの子株分け]

子株を基部の硬いところをつけて、親株からていねいに折りとる。

[アナナス類の子株分け]

アナナス類は花の咲いた株のそばにできる子株を切りとって植えつける。

[セントポーリアの子株分け]


1、子株の位置を確かめ、よく切れるナイフで切り分ける。


2、湿らせたバーミキュライトに割り箸で穴をあけ、子株を植えつける。

ランナーについた子株を分ける

ランナーを出して旺盛に育つ植物は株分けのほかに

ランナーの節にできた子株でもふやすことができます。

[オリヅルランの子株分け]


、ランナーを切って子株を切り離す
(オリヅルランは、ランナーについた子株の根が3㎝ほどに伸びたら子株分けができる)。


、観葉植物用の培養土に植え付け、たっぷり水をやります。

[イチゴの子株分け]

イチゴは親株を育てていると株が劣化し、実つきが悪くなります。

よい実を収穫するには毎年ランナーについた子株を植えて株を更新する必要があります。

親株に近い苗は育ちすぎて老化しているので、親株から数えて2番目から4番目の、本葉が3〜5枚の子株を選び、親株に近いランナーを2㎝程度残して切り離し、子株側のランナーは付け根から切ります。

株分け後の管理

株分けした植物は、根が少なくダメージを受けることが多いので、水分の吸収が十分に行えません。

新芽が生長するまでは半日陰に置き、用土が乾きすぎないように管理し新芽が生長したら日に当て、肥料を施します。

[支柱を立てる]

根が少なく、株がぐらつくようなら支柱を立てます。

[葉水を与える]

葉がしおれるようなら、霧吹きで葉水をこまめに与えます。

株分けをしないで大株で楽しめる宿根草もある?

頻繁に株分けせず、庭や花壇に植えっぱなしにしたほうが大株になり、満開の時は見事になるものもあります。

ただし、大株になりすぎて花立ちが悪くなったら株分けして植え替えます。

[3年くらい据え置くとよい植物]

・ベロニカ ・オイランソウ ・ヘメロカリス ・ヒメヒマワリ ・ドイツスズラン ・モナルダ ・ミケルマスデージーなど

[4、5年据え置くとよい植物]

・シュウメイギク ・アスチルベ ・ヘレボレス ・ケマンソウ ・アガパンサス ・ツワブキ ・ヒマラヤユキノシタ ・トリトマ ・斑入りアマドコロなど

庭木の株分け

アオキやウメモドキ、コデマリ、ユキヤナギ、ハギ、ナンテン、ヤマブキ、アジサイ、モクレンなど、株立ちするタイプの樹木は株分けができます。

落葉樹は春か秋の落葉期に、常緑樹は4月か梅雨の時期に行います。

株を掘り上げ、ノコギリや剪定バサミで切り分けて別の場所に植えるだけでよく、根もついたままなので、木の負担も少なく簡単に根付きます。

大きな株の場合は、周囲の土を半分以上掘って根を露出させ、スコップなどで適当な大きさに分け、親株はそのまま埋め戻します。

小さな株の場合は、全体を掘り起こしてから根が均等になるように分けます。

分けた株は地上部を3分の1くらい切り詰め、根が乾かないうちになるべく早く植え付けます。


、大きくなりすぎたら株分けをします。植え替えの適期に、株分けをしたい部分の土を大きく掘り取ります。

 


、剣先スコップやノコギリなどで株を切り分けます。根を均等につけ、株を傷めないように注意します。


、分けた株は根が乾かないうちに、新しい場所に植え付けます。植え場所はあらかじめ掘っておくとよいです。

その他の増やし方

植物によって増やし方が変わってきます。

こちらの記事でいろいろな増やし方を載せてますので
ぜひご覧ください↓↓↓

 

まとめ

いかがでしたか?

うまく株分けして、大切な仲間を増やしていきましょう。

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