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コンテナ植えのポイント、コンテナを花で飾るコツと球根を育てるコツ

それではコンテナ植えのご紹介です。

球根選びと庭への植え付け

よい球根ほど、よい花が咲きます。健全で充実した球根を選びます。

一般的に秋植え球根は9月下旬〜10月末までに植えて寒さに当て、寒さが苦手な春植え球根は遅霜の心配がなくなってから植え付けます。植え付けが早すぎても遅すぎても生育に影響し、花が咲かないことがあります。

植える場所は、日当たりと水はけのよいところが基本です。庭土を深さ20〜30㎝程よく耕し、球根2個分の間隔と球根2個分の深さを目安に植え付けます。ただし、ユリは球根の下だけでなく、上からも根が出るので深植えする必要があります。

水やりは、芽が出るまでは表土が乾いたらたっぷりと与えます。芽が出てからは晴天続きで極端に土が乾燥した時だけ、月1、2回程度与えます。

球根植物の選び方

球根植物は、球根という栄養分を蓄える貯蔵器官を地下に持っているため、芽が出れば肥料などを施さなくても、球根自身の力で花を咲かせることができます。球根を求める時は、種類や品種名がはっきりしていて、大きくて重く、傷やカビがなく、握ってみて硬いものを選びましょう。
球根にはさまざまな形があるが、それぞれに根の出る部分と芽を持っています。

よい球根
傷やカビ、病気のない堅く締まった球根を選ぶ。乾燥を嫌うユリは干からびていない球根を選ぶとよいでしょう。

悪い球根
病斑やカビが生えている球根は避けましょう。なお、小さな球根は花芽が発育していないので選ばないように。

球根植物は植えれば花が咲くハーフメイドの植物です。初心者でも花を咲かせることができます。

球根を植えるポイント

球根を日陰に植えるとつぼみが出なかったり、多湿では根腐れの原因となります。日当たりと水はけのよい場所をよく耕して球根2個分の間隔をとり、球根の高さの約2倍の土がかかる深さを目安に植えます。

チューリップはカゴに入れて植える
チューリップは、大きめの穴が開いた苗を運ぶカゴ(トレイ)に球根を並べて植えつけると、球根を掘り上げる時に掘り残す心配がありません。
また、「へそ」と呼ばれる球根の発根部の向きをそろえて植えると、葉の向きが同じ方向にそろって、開花時に美しく鑑賞できます。

コンテナへの植え付け

球根をコンテナに植える場合は、根が十分に張れるよう、深めの鉢を用います。鉢が浅いと鉢底から根がはみ出して生育が悪くなります。植えつける深さは、球根1個分もしくは球根の頭が隠れる程度の浅植えとし、なるべく根を深く張らせるようにします。

植え付けの間隔は、球根1個分を開けるのが目安です。例えば5号鉢の場合、大型球根のユリなら1球、クロッカスのような小型球根であれば8〜10球が植えられます。

用土は草花の苗と同じですが、コンテナ植えの球根は蒸れると根腐れを起こしやすいので、鉢底には必ずゴロ土を入れて、水はけを良くする必要があります。植え付け後は、鉢底から流れるまでたっぷりと水を与え、日当たりの良い場所に置きます。

コンテナ植えのポイント

ほとんどの球根植物はコンテナ植えができますが、美しい花を十分楽しむには、密植気味に植え込むのがコツです。

ヒヤシンスのコンテナ植え
球根を太らせる必要がないときは、球根の肩が触れ合うくらいに密植し開花時のボリューム感を出します。

5号鉢に植えられる球根の数の目安
球根栽培で最も簡単なのがコンテナ栽培だが、球根は大きさがさまざまなので、鉢の大きさに対して植えつける球根の数が異なる。

球根を2段や3段に植え込むダブルデッカーに草花も植えるとより豪華になります。

球根の種類による植え付けと注意点

球根植物は、根付け時期によって秋植え球根、春植え球根、夏植え球根に分けられます。いずれも適期に植え付けます。ユリなどのように外皮がない球根は、品切れになる前に早めに入手して、なるべく早く植え付けます。

また、球根によっては、植えつける前に芽出しをするなど、注意が必要なものもあります。

アネモネ・ブランダ
乾燥している上に、芽の出るところがわかりにくいので、濡らしたキッチンペーパーなどに包んで吸水させ、芽が出たら植えつける。

ダリア
生育してから支柱を立てると、土中の球根に傷をつけることもあるので、植え付けと同時に支柱を立てる。

ラナンキュラス
球根が乾燥して縮んでいるので、湿らせたミズゴケなどの上において吸水させ、芽が出てきたら植えつける。

アマリリス
6号以上の鉢に1球、球根の肩が出るように浅植えし、球根にかからないように水やりします。

球根の水やりを忘れない方法とは?

秋植え球根のチューリップなどは、気温が下がってから雨にあたると根が伸びる習性があり、冬でも水やりが欠かせません。
植え付けた後に地上に葉が出ていないため、水やりを忘れがちな鉢植えには草花を寄せ植えしておくと、水やりを忘れません。

苗木の種類と選び方

選んだ樹木や果樹が土地の気候や、日当たりなど庭の環境に合わないと栽培はうまくいきません。どのくらい大きくなるか、剪定などの管理が容易かどうかも考慮しましょう。

苗木には、鉢やビニールポットに植えてある「ポット苗」と、根がむき出しの「裸苗」、根がわらや麻布などに包まれている「根巻き苗」があります。土から掘り上げられた裸苗や根巻き苗と違い、ポット苗は根が切られていません。そのため、根づきやすく、枯れにくいのですが、根の状態が見えないのが難点です。

苗木で大事なのは根です。根の状態で生育や収穫量に差が出ます。太い根がしっかり張っていて細根が多いものを選び、入手したら根を乾かさないように、すぐに植えつけるのが理想的です。

よい苗木の見分け方

根の状態が外からでは見えないものは、根元や枝で判断します。病害虫に侵されていないもので、枝が四方に伸び、充実した芽が多数ついて葉と葉の間の節間が詰まった、全体に生き生きしたものを選びます。
接ぎ木の果樹なら、接ぎ口がしっかり癒合しているものがよい苗木です。

園芸センターの苗木売り場
園芸店には1年中苗木が売られていますが、できるだけ植え付けの適期に合わせて購入しましょう。また、種類や品種が確かかどうかも選ぶ際には大事です。信用のおけるところで購入するのが一番です。

よい苗木を選ぶ
根の状態がよいものを選ぶのがポイントです。細根が根元付近から見えるなど細根が多く、木の肌が滑らかでヒョロヒョロしていない、しっかりした苗木を選びましょう。

苗木のいろいろ

一度植えるとなかなか移動できない樹木は、性質や栽培環境を吟味して、栽培も容易で長く楽しめる樹種を選びましょう。

根巻き苗
根をわらや麻布などで包んでいる苗で、大きな苗に多い。

裸苗
根がむき出しになっている苗、乾燥を避けるためにミズゴケやビニールなどに包まれている。

ポット苗
鉢やビニールポットに植えてある苗で、1年中いつでも入手できます。

コンテナでの果樹栽培

自分で育てて味わえるだけでなく、花も楽しめる果樹は、コンテナ植えでも育てられます。コンテナに植えると、開花が早まって収穫が早くなる、移動できるので雨風や霜を除けるなど管理がしやすい、室内で熱帯果樹も栽培できるなどのメリットがあります。
ただし、果樹の中には、1本では果実をつけない種類があるので、1本でも実がなるのか、品種の異なるものが2本必要なのか、事前に調べてから購入しましょう。

1本では実をつけない果樹
・キウイフルーツ ・ブルーベリー ・モモ(白桃) ・スモモ ・リンゴ ・ナシ ・サクランボ (佐藤錦) ・ウメ(白加賀) ・カキ(富有)など

1本でも実をつける果樹
・温州みかん ・イチジク ・カキ(平核無)など ・ブドウ ・キンカン ・ビワ ・スグリ ・夏みかん ・モモ(大久保、白鳳)など ・ナツメ ・ザクロなど

レモンのコンテナ植え
レモンは1本でも実がなる果実です。コンテナ植えなら冬は室内に置けるので、寒冷地でも育てられます。

ブドウのコンテナ植え
家庭果樹の代表とも言えるブドウ、鉢に植えると、雨が避けられるので管理がしやすいです。

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