球根植物の増やし方と管理方法!球根を増やすコツ【今日から始めるガーデニング】

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どうもゆうです!

球根のお花が終わった後ってどうすればいいの?

こう思う方も多いのではないでしょうか?

僕もそうでしたが、最初は誰でもわけわかりませんよ。

でももう大丈夫です、この記事を読めば球根の扱い方を学ぶことができます。

しっかりやり方を覚えて、大切な植物を増やしていきましょう!

球根植物のふやし方

球根によってふえ方やふやし方が異なりますが、おもに分球によってふやします。

親の球根から発生する子球は花が咲き終わると、葉で作られた養分と根から吸収する養分が蓄えられて急速に肥大します。

球根を太らせるためには、花が咲き終わった直後にお礼肥を施すと効果的です。

しかし、養分はタネを育てるためにも使われます。

タネをつけないように花がらをそのつど摘んで、子球を育てます。

また、養分を作る葉を大事にすることも子球を太らせるポイントです。

葉のある間は葉が養分を球根に送っているので、邪魔だなと思っても切らずに残すようにしましょう。

ユリやグラジオラスは分球のほかに、木子や鱗片でもふやせます。

花後に球根を肥培する

新たにできる球根を太らせるために、花後に肥料を施します。

花後に肥料を施す


、花首から摘むと子房も一緒に摘みとれるので結実しないです。

花茎は光合成に役立つので残します。


、球根を太らせるために、花後はすぐに肥料を施して肥大を助けます。

葉を大事に扱う

葉が枯れると根も枯れて休眠します。

葉があるうちは光合成を行って球根に栄養をおくっています。

毎年花を咲かせたり、球根を太らせるためにも葉を大事にしなければなりません。

花が咲く前から葉を茂らせるムスカリなども葉が邪魔になっても切らないことです。

[スイセンの結束]


花が終わると勢いよく葉が茂るスイセン。

葉を束ねておくと邪魔になりません。

毎年掘り上げるとよい春植え球根

多くの球根植物は、花が咲き終わり地上部が枯れたら球根を掘り上げます。

特に鉢植えは毎年掘り上げて植え替えると生育がよく、花もよく咲きます。

庭植えの球根は毎年掘り上げる必要ありませんが、球根がこみ合い花が咲きにくくなったら3、4年に1回程度掘り上げます

ダリアやカンナなどの熱帯原産の春植え球根は植えっぱなしにすると球根が腐る恐れがあるので、毎年秋に霜が降りる前に掘り上げると安心です。

[カンナの掘り上げ]


カンナやダリアは、新しい芽や球根を傷つけないようにスコップで掘り上げて、大まかに土を落としておきます。

[グラジオラスの掘り上げ]


グラジオラスは、葉が枯れてから掘り起こすと木子が土中に落ちてしまうので、葉が1/3ほど枯れたら掘り上げます。

毎年掘り上げなくてもよい球根植物


ムスカリスノードロッププーシキニアハナニラなどの小型の球根植物は、数年間植えっぱなしにしたほうが花つきがよくなり、たくさんの花が楽しめます。

以下の球根植物があります。

オキザリスタマスダレクロコスミアなどの春植え球根

ステルンベルギアナツズイセンリコリスなどの夏植え球根

ムスカリスイセンスノーフレークスノードロップハナニラなどの秋植え球根

分球の方法

球根が生長するにつれて分かれてふえることを「分球」といいます。

チューリップやユリなどは親球と子球が自然に分かれるので、掘り上げてから子球を分けます。

スイセンのように親球について離れない小さな子球は無理に離しません

子球のほかに「木子」と呼ばれる小さな球根ができるグラジオラスクロッカスは、木子も分けます。

[ダリアの分球]
古い茎の根元についた球根を切り分ける。

必ず芽をつけて切り、切り口を乾かしてから植え付けます。




[グラジオラスの球根の処理]


グラジオラスクロッカスは、新しい球根の下にある干からびた親球をはずす。


、新しい球根は大と中に分け、木子は大きなものだけを残し、それぞれ網袋に入れて保存します。

[アマリリスの分球]

花が咲き終わった5月か10月に分球して植え替えます。

植え替えの1週間くらい前から水やりをやめると、根を傷めずに植え替えができます。


、鉢から抜きにくい時は木槌で叩いて抜きます。


、根をていねいにほぐしながら、球根を手で分けていきます。


、親球を7号鉢に、根を広げて球根の腐敗を防ぐために球根の肩が少し出るくらいに浅植えします。


、球根に水がかからないように注意して、たっぷり水をやります。


、分球完了、小球は別の鉢に植えて開花球になるのを待ちます。

木子、むかご、鱗片でふやす

グラジオラスフリージアクロッカスムスカリなどは新しい球根の基部に「木子」と呼ぶ子球がつきます。

ユリ類では地中に埋まっている茎の節の部分に木子がつきます。

また、オニユリなどは地上部の葉腋に「むかご」あるいは「珠芽」と呼ばれる小球根がつきます。

これらの繁殖器官を育てればどちらも大きな球根になります。

また、ユリは鱗片を土に挿してもふやせます。

[ユリの根茎部と繁殖器官]


ユリ類はむかごや木子を培養することで増やすことができます。

むかごは秋に落ちる前にかきとって利用する。

[むかごと木子を植えつける]


むかごと木子をパーミキュライトに埋めたり、庭に植えて肥培すると3〜4年で花が咲く大きな球根が育ちます。

[ユリの球根]


チューリップや水仙のように外皮に包まれてなく、いくつもの鱗片が魚の鱗のように重なっています。

ユリの鱗片挿し


、球根の外側から2〜3列はずし、パーミキュライトや赤玉土などの用土に浅く挿します。


、基部に子球ができて発芽する。

数枚の葉が出て5〜10㎝に伸びたら鉢上げ(鉢に植え替え)する。

球根の貯蔵

掘り上げた球根は病害虫に侵されていないかチェックし、健全なものを選んで貯蔵します。

チューリップやグラジオラスなどは乾燥状態で貯蔵しますが、ユリダリアカンナなど乾きすぎると生育の悪くなるもの湿り気のある状態で貯蔵します。

なお、ベンレートの溶液に30分くらい浸して殺菌してから貯蔵すると安心です。

[湿潤貯蔵する球根の貯蔵]


ダリアカンナは球根は分離せず、おがくずやバーミキュライトを入れた容器に埋めて凍らない場所で保管します。

[乾燥貯蔵する球根の貯蔵]


、葉の緑が1/3〜1/4残っているうちに掘り上げ、完全に枯らしてから土を落とし茎葉を切ります。


、分球できるものは分球し、分けた球根をネットなどに入れて通風のよい場所に吊るして保存します。

すぐに植え替えないユリの球根の保存方法は?


鉢植えのユリは毎年掘り上げて植え替えますが、球根が外皮に包まれていないので、乾燥に弱く、乾燥すると鱗片がしなびて生育が悪くなります。

掘り上げた球根は時間をおかずに植え付けたほうがよいでしょう。


ただ、どうしてもすぐに植え付けられない場合は、湿らせたバーミキュライトやおがくずと一緒にビニール袋に入れて、涼しい場所に保管します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

色々な球根だったり、色々なやり方が出てきて最初は戸惑うかもしれませんが、まずはチャレンジすることが大事です。

色々な経験をすることで、自身のガーデニング力もUPしていきます。

植え付けなどする場合は資材・道具が必要ですので、まずは専門店で必要なものを揃えておきましょう↓↓↓

今回は以上です、ありがとうございました!

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