お花を飾ろうと思い、花瓶も買った・お花も決まった、さて飾るか・・・えーっとどれくらいの長さで飾るのがいいの?
初めてお花を飾る方で、こう考える方もいらっしゃると思います。
あくまで僕の意見ですが、このお花の長さに関しては特に決まりはないと思ってます。
決まりはないのですが、お花が綺麗に見えると言われる長さがあるんですよ。
今回はその綺麗に見えると言われる長さについて解説したいと思います。
飾る花瓶・花器によって変わる
では、綺麗に見えると言われる長さですが、これは飾る花瓶・花器によって長さが変わります。
上記画像の花瓶をご覧ください、左と真ん中の花瓶は花瓶の口が狭いです。
こういった口の狭い花瓶は、一輪挿しやお花を数本飾るのに適しています。
口が狭い花瓶の場合はお花が横に倒れにくく、縦にストレートに飾る場合が多いです。
このストレートに飾る場合の綺麗に見える長さは、花瓶の長さに対して1,5〜2倍の長さにお花を生けると綺麗に見えると言われています。
例えば、20cmのストレートタイプの花瓶の場合、お花が綺麗に見える長さは30cm〜40cmということになります。
この長さの間にお花の頭があると、全体的に綺麗に見えると言われているのです。
こちらの画像のような感じですね。
もちろんこの長さより短く飾っても問題はないですし、変でもないです。
花瓶の口のギリギリの場所に飾るのが好きって方もいらっしゃいますからね。
次に、画像右のタイプの花瓶ですが、この花瓶は口が広く下の部分も広がっています。
こういったタイプの花瓶は、お花を短めにして丸くブーケのように飾るのが、綺麗に見えると言われています。
このタイプの花瓶で、1,5〜2倍の長さで生けるとバランスがあまり良くないです。
もちろんダメではないですが、バランスが悪いので見た目に違和感を感じるのではないでしょうか。
こんな感じで、ストレートの時よりは若干低めで、丸くブーケのように飾ってあげると良いです。
切り戻しすることを考えよう
ですが、最初からあまりにも短く生けるのはオススメしません。
なぜなら、水替えの際に古くなったり・劣化した部分の茎を切り戻すので、切り戻す度にお花は短くなっていきます。
その切り戻すことも考慮して、お花を生ける時の長さを考えましょう。
まとめ
簡単ではありましたが、お花を生ける際の長さについてご紹介しました。
僕個人的には、長さに決まりはないと思っています。
好みは人それぞれ違いますからね、あくまで綺麗に見えると言われている目安として、参考にしてください。
花瓶・花器もいろいろな形・色があるので、その花瓶の特徴に合わせて飾るのが一番いい飾り方です。
お花と花瓶のセットで、一つの作品だと思って飾ってみてください。