押し花は、花や葉を押しつぶして乾燥させ、作品に加工する手法で、美しいアート作品やカード、インテリアアイテムを作ることが出来ます。
ここでは、本に挟んで作る押し花の方法を詳しく解説します。
準備するもの
道具
・本:古本や分厚い辞書などを使用します。
重みがあり、平らなページを持つものが理想です。
・クッション材:厚めの紙や新聞紙、キッチンペーパーなどを挟むことで、押し花がより綺麗に仕上がります。
・重し:重い本や石など、さらに重さを加えるためのものです。
材料
・花や葉:押し花にしたい新鮮な花や葉を選びます。
乾燥や変色しにくい種類が望ましいです。
特に、薄くて乾燥しやすい小さな花が適しています。
・保存用の封筒やケース:押し花を保存したり、作品を作ったりする際に使います。
押し花の選び方
押し花に適した植物は以下の通りです。
・優れた選ばれた花:
スミレ、カモミール、ヒナギク、ナデシコなど。
・葉やシダ:
楓の葉、芝生の葉などの平べったい葉もよいです。
・色が鮮やかで形の整ったもの:
薄い花びらや葉に限ります。
収集と準備
・花や葉を収集:
新鮮な植物を選びます。
朝のうちが最も水分が多いため、良いコンディションで収集できるでしょう。
・茎を整える:
花や葉の茎を短く切り、不要な部分を取り除きます。
・水分を拭き取る:
収集したばかりの花は水分が多いので、軽く拭いておきます。
このステップを省くと、押し花が色褪せやすくなります。
押し方
・クッション材の準備:
本のページの間に薄い紙や新聞紙を挟みます。
この層が湿気を吸い取ります。
・花の配置:
クッション材の上に花や葉を均等に配置します。
重なる部分がないように注意しましょう。
・本を閉じる:
花を配置したら本を閉じ、上から重しをかけます。
数日間放置し、花が完全に乾燥するのを待ちます。
乾燥時間と注意点
・乾燥時間:
約1週間程度で完璧に乾燥します。
いくつかの花や葉は、乾燥にもっと時間がかかる場合がありますので、様子を見ながら確認してください。
・湿気の影響:
押し花がうまく乾燥しない場合、湿気が原因かもしれません。
乾燥した室内で行うのが理想です。
押し花の取り出し
・本を開く:
7日ほど経ったら、本を静かに開きます。
・花を取り外す:
花や葉がしっかり乾燥しているか確認し、丁寧に取り外します。
破れないように気をつけましょう。
押し花の使用方法
アート作品
・フレームに入れる:
押し花をフレームやアクリル板に挟んで、アート作品として飾ります。
・コラージュ:
複数の押し花を組み合わせてコラージュアートを楽しむこともできます。
カードやラベル
・グリーティングカード:
押し花を使って、オリジナルのグリーティングカードを作成するのも良いアイデアです。
・ラベルやタグ:
押し花を使ったラベルやタグは、特別な贈り物に華を添えます。
インテリア
・テーブルの飾り:
押し花をガラスの容器の中に入れたり、封筒のような形状のものに入れてテーブルに飾ることができます。
お手入れと保存
・直射日光を避ける:
押し花は直射日光に弱いため、日陰で保管しましょう。
・湿気対策:
押し花が湿気を吸収しないように、密封できる容器や袋を使うと良いでしょう。
詳しい押し花の保存方法はこちらも併せてご覧下さい。
まとめ
押し花はとてもシンプルで楽しいアートです。
自分だけの美しい作品を作り、贈り物にしたり、インテリアとして楽しんだりすることができます。
手順を踏んでじっくり楽しみながら、押し花づくりを楽しんでください。
いろいろな花や葉で試し、自分だけの押し花アートを見つけてみてください。