PR

観葉植物コルジリネ(ドラセナ)の育て方や増やし方

コルジリネ(Coryline)は、オーストラリアやニュージーランドを原産とする美しい観葉植物で、特にそのユニークな葉の形状とカラフルな色合いで知られています。

コルジリネを育てるためには、適切な環境と管理方法が必要です。

この記事では、コルジリネの育て方や管理方法について詳しく解説します。

コルジリネ

コルジリネは、常緑の低木または小さな樹木で、特に熱帯地方で人気があります。

いくつかの品種があり、それぞれ異なる葉の色や形状を持っています。

一般的には、緑色の歯を持つもの、赤や紫の葉を持つものが存在します。

[別名]
センネンボク、グッドラック・プランツ

[科名]
リュウゼツラン科

[原産地]
東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドなど

環境

コルジリネは明るい間接光を好みますが、直射日光を避ける必要があります。

直射日光にさらされると、葉焼けを起こすことがあります。

最適な光の条件は、窓際など日が当たることで、影になっている部分で育てることです。

温度

最適な温度は、日中は15〜25℃、夜間は10〜20℃です。

寒さに弱いため、冬季には室内に移すか、寒冷地帯では保護が必要です。

霜が降りると葉が傷むので、冬場は特に注意が必要です。

土壌

コルジリネは、水はけの良い土壌を好みます。

一般的な観葉植物用の培養土にパーライトやバーミキュライトを混ぜることで、水捌けをよくすることができます。

pHは6.0〜7.0の範囲が理想的です。

水やり

コルジリネの水やりは、土の表面が乾いたら行います。

水を与えすぎると根腐れを引き起こすため、注意が必要です。

特に冬場は成長が鈍くなるため、水やりの頻度を減らすことが重要です。

肥料

春から夏にかけての成長期には、液体肥料を2〜4週間に1回与えると良いでしょう。

窒素、リン酸、カリウムを含むバランスの取れた肥料を選ぶと効果的です。

ただし、肥料の与えすぎには注意が必要です。

休眠期

コルジリネは冬季に成長が遅くなるため、肥料の量を減らし、水やりも控えめにします。

この時期に葉を掃除する事で、病害虫の予防にも繋がります。

収穫と剪定

コルジリネ剪定は、不要な葉を切り落とすことで植物の形を整えたり、成長を促進させたりするのに役立ちます。

特に古くなった葉や枯れた葉は、時期を見て適切に取り除きましょう。

これにより、全体的な健康を保ちます。

病害虫管理

コルジリネは比較的病害虫に強いですが、時にはアブラムシやカイガラムシが発生することがあります。

これらは手で取り除いたり、水で洗い流したりすることで対処できます。

もし害虫が発生した場合、適切な薬剤を使用することも考慮しましょう。

名前の由来や品種の特徴

ハワイやニューギニアなどでは古来の儀式に用いられたり

悪霊を防ぐ効果があるとされ、英名ではグッドラック・プランツの名があります。

カラフルな色合いの葉が美しく、テルミナスからは、鮮やかな赤斑の入る「アイチアカ」

淡緑色や赤の斑が入る「クリスタル」や白い覆輪の入る、「ハクバ」などの園芸種も多くつくられています。

他に緑葉で葉柄のないストリクタとその系統の品種も出回ります。

自生地での様子

常緑の低木または高木で、テルミナスとストリクタは大きくなると樹高3mほど、葉の大きさは50㎝ほどにもなります。

栽培下での生長の様子

生育が旺盛で、強健で育てやすい種です。

大鉢仕立てにもできますが、葉色にインパクトがあるので、小さな鉢でミニ仕立てにしても存在感を主張します。

育て方のポイント

[置き場所]
陽光を好みますが、直射日光に当てると葉焼けを起こすことがあります。

室内では明るい窓辺、戸外では明るい日陰におくとよいでしょう。

長く日当たりの悪い場所に置くと、せっかくの葉色が冴えなくなったり斑が綺麗に入らず、魅力を堪能できないことがあります。

[水やり]
乾燥には比較的強いので春と夏は土の表面がやや乾いてから、秋と冬は土の表面が乾いてから与えます。

空気の乾燥にやや弱いので、まめに葉に霧水を与えるとよいでしょう。

[肥料]
春に元肥として緩効性肥料を与えます。

大きく育てるときは春〜夏にかけて薄い液肥を2週間に1回程度与えます。

[病害虫対策]
風通しが良くない場所でカイガラムシ、乾燥しすぎでハダニが発生します。

ナメクジに新芽を食害されることもあるので、まめにチェックします。

仕立て直しと増やし方

テルミナスの系統は、長く育てると下葉が落ちてきます。

挿し木をして増やし、新しい株として育てると美しい姿が楽しめます。

根の生長が早く、2年くらいで鉢がいっぱいになるので早めに植え替えます。

下葉が落ちてきた株は挿し木で更新する

下葉が落ちた株は、上の元気な部分を切って挿し木で増やし、新しい株として育てましょう。


、水切れをして下葉が落ちたミニ株テルミナスは、上手に栽培してもしだいに下葉が落ちるので、同様の手順で挿し木をしましょう。


、枯れた葉を落とし、元気な葉の15㎝ほど下の葉を切る。


、30分ほど水に浸けて十分吸水させます。

葉は2〜3枚を残して切ります。


、葉からの蒸散量を抑えるため、葉を1/2〜1/3にカットする。


5、葉の下を3〜5㎝ほどにカットして挿し穂にする。

充実した部分の茎を5〜6㎝ほど切って、茎挿しにしてもよい。


、平鉢に挿し木用土を入れ、十分湿らせてからはしなどで挿し穴をやや斜めにあける。


7、挿し穂を用土に挿す。

挿し穴のまわりの土を指で押さえます。


8、用土が乾かないように半日陰で管理をし、新しい葉が1〜2枚出たらポットなどに植え替えて育てましょう。

まとめ

コルジリネは、美しい葉を持つ観葉植物で、適切な環境で育てることで、長く楽しむことができます。

明るい間接光を好み、水やりや肥料の管理が重要です。

また、定期的な剪定や病害虫管理も大切です。

これらのポイントを押さえることで、コルジリネを元気に育てることができるでしょう。

コルジリネを育てるのは比較的簡単で、環境にさえ気をつければ、長期間楽しむことができます。

ぜひ、自宅やオフィスにコルジリネを取り入れて、その美しさを堪能してください。

タイトルとURLをコピーしました