コルジリネ
[別名]
センネンボク、グッドラック・プランツ
[科名]
リュウゼツラン科
[原産地]
東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドなど
[当たり]
日なたと半日陰
[冬越し温度]
最低5°C以上
鮮やかな赤の斑入り種コルジリネ・テルミナス「アイチアカ」
赤い斑は、しだいに濃紫紅色になります。
青ドラセナの別名もあるコルジリネ・ストリクタもあります。
名前の由来や品種の特徴
ハワイやニューギニアなどでは古来の儀式に用いられたり
悪霊を防ぐ効果があるとされ、英名ではグッドラック・プランツの名があります。
カラフルな色合いの葉が美しく、テルミナスからは、鮮やかな赤斑の入る「アイチアカ」
淡緑色や赤の斑が入る「クリスタル」や白い覆輪の入る、「ハクバ」などの園芸種も多くつくられています。
他に緑葉で葉柄のないストリクタとその系統の品種も出回ります。
自生地での様子
常緑の低木または高木で、テルミナスとストリクタは大きくなると樹高3mほど、葉の大きさは50㎝ほどにもなります。
栽培下での生長の様子
生育が旺盛で、強健で育てやすい種です。
大鉢仕立てにもできますが、葉色にインパクトがあるので、小さな鉢でミニ仕立てにしても存在感を主張します。
育て方のポイント
[置き場所]
陽光を好みますが、直射日光に当てると葉焼けを起こすことがあります。
室内では明るい窓辺、戸外では明るい日陰におくとよいでしょう。
長く日当たりの悪い場所に置くと、せっかくの葉色が冴えなくなったり斑が綺麗に入らず、魅力を堪能できないことがあります。
[水やり]
乾燥には比較的強いので春と夏は土の表面がやや乾いてから、秋と冬は土の表面が乾いてから与えます。
空気の乾燥にやや弱いので、まめに葉に霧水を与えるとよいでしょう。
[肥料]
春に元肥として緩効性肥料を与えます。
大きく育てるときは春〜夏にかけて薄い液肥を2週間に1回程度与えます。
[病害虫対策]
風通しが良くない場所でカイガラムシ、乾燥しすぎでハダニが発生します。
ナメクジに新芽を食害されることもあるので、まめにチェックします。
仕立て直しと増やし方
テルミナスの系統は、長く育てると下葉が落ちてきます。
挿し木をして増やし、新しい株として育てると美しい姿が楽しめます。
根の生長が早く、2年くらいで鉢がいっぱいになるので早めに植え替えます。
How to care 1
下葉が落ちてきた株は挿し木で更新する
下葉が落ちた株は、上の元気な部分を切って挿し木で増やし、新しい株として育てましょう。
1、水切れをして下葉が落ちたミニ株テルミナスは、上手に栽培してもしだいに下葉が落ちるので、同様の手順で挿し木をしましょう。
2、枯れた葉を落とし、元気な葉の15㎝ほど下の葉を切る。
3、30分ほど水に浸けて十分吸水させます。
葉は2〜3枚を残して切ります。
4、葉からの蒸散量を抑えるため、葉を1/2〜1/3にカットする。
5、葉の下を3〜5㎝ほどにカットして挿し穂にする。
充実した部分の茎を5〜6㎝ほど切って、茎挿しにしてもよい。
6、平鉢に挿し木用土を入れ、十分湿らせてからはしなどで挿し穴をやや斜めにあける。
7、挿し穂を用土に挿す。
挿し穴のまわりの土を指で押さえます。
8、用土が乾かないように半日陰で管理をし、新しい葉が1〜2枚出たらポットなどに植え替えて育てましょう。