PR

ハンギングバスケットやコンテナの土の作り方、上手に育てる土の配合率

今回はハンギングバスケットやコンテナの土作りを、1からやる場合のやり方について解説したいと思います。

土作りの段階でうまく配合しないと、植物がうまく育たないこともありますので、しっかりと良い土作りをしましょう。

コンテナに適した土作り

コンテナ栽培用の土は、庭植え以上に通気性と排水性のよい土が求められます。

土の量が限られるうえ、容器の中が蒸れやすく、毎日の水やりで団粒間の隙間がつまりやすいためです。

特殊な植物を除けば用土は、赤玉土(小粒が中粒)と腐葉土(または酸度調整済みのピートモス)を使います。

草花類を育てる場合の基本のブレンドは、赤玉土6割に腐葉土4割の配合で、やや軽めの土を使います。

これに対し、花木などの樹木類を育てるときは、赤玉土7割に腐葉土3割やや重めの土を使います。

基本のブレンドからさらに楽しみ方や栽培環境、用途によっては改良を加える必要があります。

自分の栽培方法にあった土作りは、オリジナルブレンドを作る楽しみです。

植物によって変わる配合率

大きく育つ植物や小さな草花があり、根の細かさや性質も異なるため、植物によって培養土の配合を使い分けます。

さらに置き場所にあったブレンドも必要です。

[室内栽培]


腐葉土の代わりに無菌のピートモスを使うと清潔感が保てる。

[ハンギングバスケット用]


吊り下げて楽しむため軽い土にする。

赤玉土3、ピートモス3、パーライト2、バーミキュライト2の割合で混合。

[寄せ植え]


植物が密に植わっているため蒸れやすい。

基本ブレンド8割に軽石小粒を2割混ぜる。

[酸性を好む植物]

酸性土を好むエリカは、鹿沼土、赤玉土、酸度未調整のピートモス、バーミキュライト、パーライトの等量の配合をするとよく育つ。

[樹木を植える]


株をしっかり支えられるように、赤玉土7に腐葉土3の少し重い土が一般的。

ポイント

鉢底石を入れないと植物は育たない?


水はけや通気性をよくするためにコンテナの底に入れる粗目の用材を「鉢底石(ゴロ石)」といいます。

鉢底石は、土が入る量が少ない5号以下の鉢には入れる必要ありませんが、6号以上の鉢には入れます。

大鉢には発泡スチロール片を使うと軽量化が図れます。

また、鉢底石をネットに入れて使うと、植え替えの時に石を拾い集める手間が省けて再使用時にとても便利です。

古い土の再利用

コンテナ栽培を続けていると、土は毎日の水やりで団粒構造が崩れて排水性や通気性が悪くなり、病害虫も発生しやすくなります。

そのため植物を植えるたびに新しい土を使用する必要がありますが、古い土も再生させることができます

古い土は、残った根などを取り除き、天日に当てて日光消毒して十分に乾燥させ新しい土と混ぜ合わせて再利用しますが、キクやスイートピー、ペチュニア、アスターなどの連作を嫌う植物には使用しないようにします。

有機物や土を団粒化する成分、根腐れ防止剤などが含まれた、さまざまなリサイクル剤も市販されています。

古い土に混ぜて使いますが、配合されている原料が異なるので、品質表示をよく見て選びましょう。


1鉢から古い土を出し、土を崩しながら鉢底石や根を取り除く。


2新聞紙の上に広げ、土を混ぜ返しながら夏なら1週間、冬は2週間天日干しする。


3土が十分乾いたら、ふるいでみじんを取り除き、赤玉土6、腐葉土4の基本用土を混ぜ合わせる。

基本用土についてはこちらにまとめております、合わせてご覧くださいませ↓↓↓

4、さらに、市販のリサイクル剤をよく混ぜ合わせる。

再利用するときは、植える植物に合った規定量の元肥と苦土石灰を混ぜ込む。

まとめ

いかがでしたか?

土作りを1からやるのもやりがいがありますが、どうしても慣れが必要です。

時間がない方や自信がない方は、プロが配合した自分の用途にあった土を購入するのも、一つの選択肢です。

そういった専門商品は専門店で購入するのが良いでしょう。

タイトルとURLをコピーしました